2020.08.14美肌力をアップさせる、腸のゴールデンタイム
こんにちは。山口です。
スキンケアを丁寧にしているつもりなのに、乾燥や吹き出物がなかなか治らない……。
そんな場合は、腸に原因があるのかもしれません。
実は美容には外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。
「肌の状態は腸内環境を表す」といわれるほど、腸内環境と肌は密接に関係しているもの。
だからこそ、腸内環境が悪い人は、腸の状態が「肌トラブル」というかたちで皮膚に表れます。
ここでは、美肌づくりに欠かせない「腸内環境を整える方法(腸活)」をご紹介します。
健康的な腸内は、多種多様な細菌が共存していながら、善玉菌が優勢な状態にあります。
しかし、食生活の乱れなどが原因で悪玉菌のほうが優勢になってしまうと、腸内環境が悪化し、便を排出するための腸のぜん動運動も鈍くなり、便秘になりやすくなります。
便秘になると(腸内細菌のバランスが崩れると)腸内にアンモニア、フェノール、硫化水素などの腐敗物質が多く産生され、腸管内で吸収され血管を経由して、体全身をめぐることで、肌に到達し、肌トラブルに直結しやすくなります。
実際に、便秘症状が続くと皮膚症状の悪化に繋がることも以前から知られており、腸内環境を整えることで、皮膚の状態が改善します。
だからこそ、腸内環境を整えて、便通を良くすることが肌質改善につながっていくのです。
美肌をアップさせる腸のゴールデンタイムとは
一般的にゴールデンタイムというのは、体内の細胞や組織などが修復・再生される時間帯と言われています。
肌の再生・修復が行われる「肌のゴールデンタイム」があるように、腸にも腸壁の細胞が修復される「腸のゴールデンタイム」があります。
腸のゴールデンタイムは、起床から15〜19時間後を指します。
朝7時に起床したとすると、腸のゴールデンタイムは夜10時〜深夜2時となります。この時間帯は、「肌のゴールデンタイム」とも重なっています。
睡眠
美肌には睡眠が欠かせません。ひと昔前は、成長ホルモンが多く分泌され、肌の再生・修復が進む「肌のゴールデンタイム」に就寝することが大切だとされていました。
しかし、最近では、その時間帯に眠っていることよりも、深い眠りである「ノンレム睡眠」の割合が多い入眠後3時間、特に入眠から90分間の質を上げることが重要視されています。
実は睡眠の質と腸内環境には深い関係があります。なぜなら、睡眠ホルモンとして知られている「メラトニン」の材料となる「セロトニン」の95%が腸でつくられているからです。
腸内環境が整っていれば、セロトニンが正常に分泌され、深い眠りもとれやすくなります。一方、腸内環境が乱れていると、セロトニンの分泌が低下し、睡眠の質も下がります。
美肌をつくるためにも、腸内環境を整え、睡眠の質を上げていきましょう。