２０１９年 「Amazon Fashion Week TOKYO」
先日、このオフィシャルのニュースでも告知しておりました、東京コレクション
【FUKUSHIMA PRIDE by JUNKO KOSHINO】がいよいよ開催されました。
コレクション当日、ラシェンテを代表して、山口みゆきと奥本圭哉が東京表参道に点在する
表参道ヒルズに到着しました。早朝にもかかわらず盛大なイベントの準備で会場はすでに活気付いていました。
ショーの開催は夕方の６時でしたが、朝９時からモデルの仕込みやフィッテイング、リハーサルなど
スケジュールは分単位で刻まれ慌ただしくも緊張感のある雰囲気に包まれました。
モデル控え室ではメイクチームとヘアチームに分かれてモデルの仕込みを行いました。
この日の為にチームのメンバーは全国各地から何度も東京に集まり、イメージの具現化や
イレギュラーな出来事にも対応できるように入念な準備をしてきました。
今回はコシノジュンコ先生のニューコレクションでもあり、今まで（昨年）の琳派のような
モードなイメージとは異なるエレガントな仕上がりが要求されました。
その後、本番の時間まで何度もリハーサルが繰り返されました。
人が３人ほどしか並べるスペースしかないバックヤード、繰り返し衣装やフィッテイング、
ヘアのチェンジなど本番を想定し何度も繰り返しリハーサル。バックヤードはモデル、
ヘアチーム、スタイリストで常時３０名を超え、限られたスペースで
最大限のパフォーマンスができるよう各ポジションで様々なフィードバックが飛び交いました。
全体通しのリハーサルが終わると、本番までの時間はわずか３０分。
本番ギリギリまで細かなチェックが行われ、
コシノジュンコ先生のデザイナーとしてのこだわりと
コレクションの成功とゆう強い気持ちがひしひしと伝わってきました。
バックヤードで最終チェックを行い、また、ステージの袖でもギリギリまで確認していきます。
モデルがランウェイを歩くと数十秒でバックヤードに帰ってきます。
そして、またヘアと衣装のチェンジ。一人のモデルが３着～４着の衣装に着替えます。
１分１秒の戦いがバックヤードで行われています。
客席は満席、フィナーレはスタンディングオベーション。
予想を遥かに上回る来場者、モデルのパフォーマンス、ヘア、メイクの上質なバランス、
そして衣装のクオリティー、ショーは大成功に終了しその数時間後には
メディアから多くの取材が入りニュースで大々的に報道されました。
【FUKUSHIMA PRIDE】と名付けられ、福島の復興と、また
福島の伝統的な竹やシルクを使ったコレクションの注目度の高さを感じました。
ショーが全て終了したバックヤードではモデルもスタッフも
緊張感から解き放たれ、達成感とショー成功の喜びに浸りました。
コレクションの仕事は、多くの人の協力と支えがあって成り立っています。
それは、会場を準備する現場のスタッフに始まり、運営する方々はもちろん
バックヤードではメイクスタッフ、ヘアスタッフが互いに協力し合い分刻みで動いています。
多くの人の気持ちがショーの成功という目的に向かって一つになり
最高のパワーとなって動いていくのが実感できます。
コシノジュンコ先生、そしてヘアチームをまとめ示してくださる
上田美江子先生、本物のプロの仕事を肌で感じ、そして喜びを分かち合える仲間と
仕事ができるという喜びにとても感謝しています。
山口みゆき 奥本圭哉
次のステージは パリのオペラ座で行われる
ヘアーショーが控えています。
ますますの活躍ご期待ください。
