夏のお悩み3選!美容師が毎年この時期に受ける相談とは
6月から8月にかけて、カウンセリングで急に増えるご相談があります。
「朝セットしたのに駅に着く頃には広がるんです」
「カラーしたばかりなのにもう明るくなってきました」
「夕方になると頭皮がベタベタして気になります」
夏はイベントも増え、お出かけする機会も多くなる季節です。
髪をきれいにして過ごしたい気持ちが高まる一方で、
髪や頭皮は一年の中でも特に過酷な環境にさらされています。
実際、お客様自身は別々の悩みだと思っていても、
美容師から見ると共通している原因が隠れていることも少なくありません。
今回は、毎年多くいただく夏のお悩みを3つご紹介しながら、美容師がどこを見ているのか、
どんな提案をしているのかをお話しします。

湿気で広がる、うねる、まとまらない
この時期になると本当に多いんです。
「朝アイロンしているんですけど意味がなくて」というご相談。
先日も30代のお客様から同じようなお話がありました。
お仕事柄、人前に立つことが多いそうで、毎朝しっかりスタイリングして出勤されていました。
ところが昼頃になると髪が膨らみ始める。
夕方には朝とはまるで違う状態になるそうです。
実際に髪を見せていただくと、強いうねりがあるわけではありませんでした。
髪の内部の水分バランスが乱れやすくなっている状態でした。
お客様からすると、
「クセ毛だから仕方ない」
と思われていることがあります。
ただ、すべてがクセの問題とは限りません。
美容師はまず、
・髪の太さ
・ダメージレベル
・カラー履歴
・乾燥状態
を確認します。
湿気で広がる方の多くは、髪が水分を必要以上に吸収しやすい状態になっています。
乾燥しているスポンジが水を吸い込むようなイメージです。
特に夏は外気の湿度が高いため、その影響を受けやすくなります。
こんな会話もよくあります。
「オイルをいっぱい付けたらいいですか?」
実際には付ける量を増やしても解決しないことがあります。
髪の内部が不安定な状態なら、表面だけ整えても根本的な改善にはつながりません。
だから美容師はスタイリング剤の話をする前に、髪のコンディションを確認しています。
広がる髪を無理に抑え込むのではなく、扱いやすい状態をつくる。
それが夏の湿気対策では大切になります。
カラーがすぐ抜けるのはなぜ?
夏になるとカラーのご相談内容も変わります。
春までは、
「何色にしようかな」
という相談が多いのですが、
夏になると、
「色がもたないんです」
という相談が増えます。
先日もこんなことがありました。
「先月染めたばかりなのにもう金髪みたいになってきました」
実際に髪を見せていただくと、退色はしていましたが、それ以上に紫外線による影響が見られました。
髪は肌と違って日焼け止めを塗る習慣がありません。
だからこそ紫外線を直接受け続けています。
特に表面の髪は想像以上に負担を受けています。
夏にカラーが抜けやすくなる理由は複数あります。
紫外線
髪表面への負担が増え、色味が抜けやすくなります。
汗
汗をかく回数が増えることでシャンプー頻度が高くなる方もいます。
その結果、退色が進みやすくなることがあります。
レジャー
海やプールに行く機会が増えます。
楽しいイベントですが、髪にとっては負担になることもあります。
ここで面白いのは、お客様と美容師で見ているポイントが違うことです。
お客様は、
「暗くしたら持ちますか?」と質問されます。
美容師は、
「どのくらい明るさを残したいですか?」を考えています。
色持ちだけを重視すると希望のデザインから離れてしまうことがあります。

La Senteではカラーリスト制度を採用しています。
だからこそ、
「透明感が欲しい」「赤みは消したい」「でも色持ちも欲しい」
そんな複数の要望を整理しながら提案しています。
夏はデザインと色持ちのバランスが特に重要な季節です。
頭皮のベタつきとニオイが気になる
髪の相談以上に増えるのが頭皮のお悩みです。
特に男性だけではありません。
女性のお客様からもよく聞きます。
「夕方になるとペタッとするんです」
「頭皮がなんとなく気持ち悪いです」
実際に夏は汗や皮脂の分泌量が増えます。
ただ、ここでよくある勘違いがあります。
それは、
「洗えば洗うほどいい」
という考え方です。
以前、こんなお客様がいらっしゃいました。
朝と夜、さらに運動後にも洗髪しているとのことでした。
一見すると清潔に見えます。
ただ頭皮を確認すると乾燥が進んでいました。
必要以上に洗浄すると、頭皮は自分を守ろうとして皮脂を分泌することがあります。
結果として、
ベタつくから洗う
↓
乾燥する
↓
さらに皮脂が出る
という流れになっていることもあります。
美容師は頭皮を見る時、
・皮脂量
・乾燥状態
・赤み
・硬さ
なども確認しています。
夏の頭皮ケアは汚れを落とすことだけではありません。
頭皮環境を整えることが大切です。
美容師が夏に見ている本当のポイント
お客様は目の前の悩みを感じています。
広がる。
色が抜ける。
ベタつく。
もちろんそれも大事です。
ただ美容師は少し先も見ています。
夏のダメージは秋に現れることが多いからです。
9月や10月になると、
「急にパサついてきた」
という相談があります。
実際には秋に傷んだわけではありません。
夏の紫外線や乾燥の積み重ねが表面化しているケースもあります。
だから夏のケアは今だけの問題ではありません。
秋冬の髪を守る準備でもあります。
美容師はその視点で髪を見ています。
美容室でできる夏対策
ホームケアでできることもあります。
帽子をかぶる。紫外線対策をする。洗い方を見直す。
こうした積み重ねはとても大切です。
一方で、自分では分かりにくい部分もあります。
例えば、
広がりの原因が乾燥なのか。
クセなのか。ダメージなのか。
頭皮のベタつきが皮脂なのか。乾燥なのか。
見た目だけでは判断できないこともあります。
だから美容室ではまず状態を確認します。
そして必要に応じて、
髪質改善
オージュアトリートメント
ヘッドスパ
サステナブルカラー
などを組み合わせながら提案しています。

大切なのは流行のメニューを選ぶことではありません。
今の髪と頭皮に必要なことを選ぶことです。
La Senteが考える夏の髪との付き合い方
La Senteでは素材美を大切にしています。デザインはもちろん大切です。
ただ、素材そのものが扱いやすい状態であることも同じくらい重要です。
「広がるから短く切る」
「色が抜けるから暗くする」
そういった選択もあります。
ただ実際に見せていただくと、別の方法が見つかることも少なくありません。
先日も、
「髪がまとまらないので切ろうと思います」
というお客様がいらっしゃいました。
確認すると長さではなく乾燥が原因でした。
ケアを見直したことで、長さを変えずに扱いやすくなりました。
髪の悩みは自分では原因まで分からないことがあります。
だからこそ美容室があります。
夏は髪も頭皮も変化しやすい季節です。
最近少し扱いにくくなった。
カラーがいつもより早く抜ける。
頭皮が気になる。
そんな小さな違和感があれば、ぜひ相談してください。
実際に見せていただければ、今の状態に合わせて一緒に整理していけます。
毎年やってくる夏だからこそ、その年の髪に合わせた付き合い方があります。
今年の夏は、我慢する前に髪と頭皮の声を聞いてみてください。
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ラシェンテ 川西
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