さて、この旅のメイン、日ポーランド国交樹立記念プレイベント、
観光文化交流会「舞とファッション」produced by JYUNKO KOSHINO。
20名のモデルを琳派ヘア&メイクでジャポニズムを表現します。
モデルでの衣装合わせやウォーキングチェック、
メイクの最終チェック、そして私達は付け毛のメンテナンスなど、
それぞれのポジションでの最終リハーサルを行いました。
20名全員が白人モデルの為、普段触っている
日本人の毛質とは全く違い、全てのモデルが
細く柔らかい毛質で絡みやすい。
日本でのレッスンではレッスンしきれない事を
このリハーサルでクリアにしていきます。
翌日、いよいよ本番。
ポーランドの資生堂のメイクスタッフの方々も加わりスタート。
衣装毎に合わせたヘアスタイルを作ります。
盆栽ヘア、うねりヘア、シースルーなど、
人間の髪では出来ない様なスタイルを作ることで、
美を生み出します。
ベースは「ビシッとシニヨン」。
髪の毛一本一本を頭皮に貼り付けるように、
髪の毛と頭皮の間の空気も全て抜き、作り上げます。
コシノジュンコ先生、上田美江子先生のチェックを受け、いざ本番です。
各モデルがステージ上をウォーキングすると
ゲストの方々からの大きな歓声と拍手が鳴り響いていました。
そして感動のフィナーレでは、コシノジュンコ先生が
ヘアメイク『琳派チーム』全員を舞台に呼んで下さいました。
普段、ヘアメイクは舞台に上がることはありません。
裏方として、舞台裏で支えるのがヘアメイクです。
上田美江子先生も今までこんな事は無かったとおっしゃるほど。
それだけ、多くの方々を感動に導いたのだと思うと、
感極まるものがありました。
このショーでは多くの人が関わり、それぞれが主役となり
ショーを成功させる為に本気で注ぎ込んだ力が
フィナーレでは感動の渦となりました。
私たちには知らない世界が沢山あると気づかされ
プロの仕事の醍醐味を肌で感じ、勉強し続けることの大切さ、
繊細で大胆な仕事、そして最後の一瞬まで手を抜かないプロの仕事を心で学びました。
この旅は普段サロンワークでは経験できない貴重な経験となりました。
チーム全員で1つの『成功』とゆうゴールを全員が共有することで
多くの力が生まれ大きな仕事を成し遂げる。この流れを間近で感じ、
全国から集まった精鋭達と共に居心地の良い、そして刺激にある空間を体験できました。
この貴重な経験を生かし、本当のプロとして一つ一つの
仕事に思いを乗せてお客様に返していきたいと思います。
お休み中はご予約を調整頂いた顧客の皆様、ありがとうございました。
ラシェンテ宝塚 大西佑香
ラシェンテ川西 山口美幸