最近私たちの身の回りでも 耳にする事が増えてきた
Well-beingという言葉をご存知でしょうか?
SDGsやサステナブル等よく聞くようになった昨今、突如現れた言葉
Well-being(ウェルビーイング)実は私たち美容師とも深く関わりを持つ言葉なのです。
ここでは数回に渡りこのWell-beingについてお話していきます!
Well-being(ウェルビーイング)とは?
Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、
「よく在る」「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態を表す概念です。
例えばポジティブな感情として
朝日を見ながら活力が湧いてくる 綺麗なものを見て心が満たされた
美味しいものを食べて幸せな気持ちになる 人助けでお礼を言われて嬉しい気持ちになる etc…..
と様々な、Well(よい)とBeing(状態)が存在します。
WellBeing = 元々は「健康的な・幸せな」を意味する、
16世紀のイタリア語「benessere(ベネッセレ)」を始源としていて
Well-beingという言葉自体は、1946年のWHO(世界保健機関)設立に際して、
設立者の1人であるスーミン・スー博士が定義づけした「健康」にはじめて登場しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康は、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない(出典:厚生労働省 昭和26年官報掲載の訳)
従来の健康という概念が身体的に良好な状態を表す事に対して
Well-beingは身体的・精神的・社会的にも良好な状態とされていて
より広い概念を表していてます。 また「状態」としていることからも
一時的や瞬間的に良好かどうかではなく、持続的に良好であるとしていることがその特徴になります。
一方で、幸せと訳されることの多い「Happiness」は一時的・瞬間的な
精神的な面での幸せを表します ということは???
Well-beingはこのHappinessをも 包み込むような大きな概念という事になります!!
▼健康の定義づけ(概念図)
なるほど、という事で ほんの少し Well-beingが 何なのか?
解ったところで本日のコラムはここまで、 次回 なぜ今 Well-beingが注目されているのか?
などをふまえてお話ししていきます。